| ♪『アキラの童謡集』♪
2.あの町この町
これはスゴいっすよ。
ドラマチックモード全開。
なんたって、このセリフが効いてます。
このセリフ、聴く前に読んだときは、「ああ、あのころが懐かしいなあ」みたいな、よくある感じを勝手にイメージしていたのです。ところが!
ここには、「思いだしたくもねえ。けど、ちくしょう、やっぱり懐かしんだよな」みたいな微妙なトーンも…。もう胸にきりきりっときましたね。
だって「片側だけデンキのついた家が並んで」た町ですよ!切な過ぎます。彼はきっと、その片っぽうの側で生まれ育ち、今ではもう帰れない道を歩んできてしまった人のようで…。
一番は、ついしみじみと彼が口づさむ感じ、ぐぐっとテンポアップした二番からは、こども時代の彼の姿が目に浮かびます。
さみしくて、泣きだしたくなるような夕暮れどき。走って帰りたい自分の意気地のなさが気恥ずかしくって、誰も見てやしないのに走らないでスキップ、それもちょっとギコチなかったりして…。でも結局は、力いっぱいに走りだしてしまう。
このセリフと唄を聞いているのもまた、迷子になりかけの少年なのでしょうか。おんぶでもしてもらっているのかなあ。なんか無性に胸が痛みます。ううう…(涙)。名唱です。
★ここを要チェック!
「なっちゃった」のせつなさと「片っぽっつ」
2004/06/28
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