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■俺たちの血が許しちゃう■


ひよっこの、アキラマニアへの遥かな道のり(まったり前進中)と
ひよっこに流れるミーハー一族の血の記録(笑)です。
もう、まったくアキラさんとは関係ないはなしばかりですので
(スミマセン)御注意下さい。
 
 

■ザンゲの値打ちもない?■
05/30

いきなりですが、ザンゲいたします。
わたくしDVDアンケートを3度やってしまいました(泣)。
2度目はホンの出来心でした。
「1度しかできないなのかな?ちょっと試すだけ…」。
ダメモトのつもりでした。しかし、あっさり出来ちゃってみますと、
私の中の悪魔がボソボソとささやくのです。
「やっちゃえよ、ひよっこ。一度だけなんて書いてないじゃんか。
いいんだよ。やっちゃっていいんだよ」。
私は闘いました。ダメだ!このアンケートにはきっと
データをとる意味とかもあるんだし、ひとりがベラボウに
投票したりしちゃダメなんだっ!しかし敵は言います。
「そんなこと言って、アレとかアレがダメだったらどーするんだよ?
後悔したって、もう遅いんだぜ。ここが努力のしどころじゃないのか?」
うわあ。そーだよ。今やらなきゃ、とりかえしのつかないことに…。
で、つい三度目を。でも誓ってそれだけです。
毎日きっちり一時間やれば二ヶ月で千票いくな!
などと恐ろしい考えは捨てました。だからN活さま、
アレもアレもお願いしますね。万が一今回ダメでも、
アーカイブ化して一枚からでもネットで手に入るとか、
きっとそんな風にして下さいますよね?ね??
あとはもう祈るのみです。
実り多き秋を楽しみにしています。
ふう、貯金しなきゃ(笑)。

■怪優カネゴン■
05/24

すみません、勝手にカネゴンと呼ばせていただいております。
金子信雄さんです。小ズルくて、どこか憎めなくて、
けどやっぱり憎ったらしい(笑)。アキラさんに退治される
悪党キャラの役者さんとしては一番好きなのです。
あの死にっぷりが好き、なんて言うと変ですが、
あのペーソスとユーモアの入り混じった、見ていてあんまり
後味が悪くないお亡くなりになり方(笑)がいい感じなのです。

前にカネゴンのお料理番組(昼間っから酔っぱらいながら作る
人気番組)を母と見ていたときでした。
「この人、日活にいた時からお料理してたのかなあ」と私が
つぶやくと、母がボソっと一言、「この人は日活の人じゃないよ」。
母はほとんど日活無国籍路線作品を観ていません。
正しく純ブンガク少女タイプだった彼女。どーせ、
「あんなのは子供っぽい」とか思っていたのだろうと想像してたら、
それは間違いでした。母はミーハー一族の中ではわりかしマトモと見えて、
実は密かに木村功さんファンだったのです。
金子さんて文学座の演出部出身で、戦後は木村さんと
同じ演劇集団?にいて、そのあとでフリーになったとか。
つまり彼女的には金子さんは木村さんの盟友…。
「この人とか、芦田伸介さんみたいなチャンとした人(そうなの?)
を悪役にして、撃ち殺してめでたしめでたしなんて映画、
私は好きじゃないワ」そう彼女は言いきりました。
一見マジメ、しかしある意味では一途なミーハー?
恐るべし、一族の血(笑)。
だが食わず嫌いの偏見はイカンぞ母よ。
いい役のときもあるのだ。多分(笑)。

しかしカネゴンて、あんなにモーレツに日活作品に出ていながら
実はフリーの役者さんだったのですねえ。銀幕畑の方だとばっかり…。
となると、ある意味カネゴンの方が流れものキャラ?
それもまたいいなあ。いや、やっぱり、
素敵に退治されていただきたいかな(笑)。

■流れものキャラ■
05/05

「マネをしたくなる」それが日活作品の魅力となると
我が叔父(次男坊)は「かなり間違ったマネ」を
してしまったひとりかもしれません。

裕次郎ファンのお騒がせ三男坊とは違って、
次男は寡黙なアキラファンでした。ひとり映画を観、歌を覚えては、
こっそりマネをするような(やや暗い)。
家族もそれほどファンだとは思ってなかったそうです。
ところがある日、豹変?しました。
流れものキャラになってしまったのです。というか、
高校生活に自らピリオドをうち、さすらいの身になってしまったわけです。
その間のことは、恐くて未だに誰も聞けません(笑)。

放浪のさなか時々思いだしたように電話をかけてきては
(このあたりが流れものとしてダメ)
「姉さん、俺だ。いま北にいる。夕日がきれいだぜ」(笑)
などと言うらしいのです。
家族は「あのコ、いま北にいんだってさ」「へえ」などと、
まるで興味がない様子。とりあえず生きてりゃいいや、という構えでした。
私も小さいとき、一度だけ電話にでてしまいました。
「ひよっこか、大きくなったなあ(見えてないし)。
おじさん元気でやってるから、母ちゃんに心配するなって言っとけ」
などと言うので、誰もまったく心配してないよ、とは
子供心にも言うにしのびなく、
「おじさん、体に気をつけてね。早く帰ってきて」
などと小芝居をうってしまいました。
「トラさん」に出てくる「北の国から」の人(ミツオくん?)
の心境でしょうか。

結局数年後、ベリィシャンな奥様と可愛い娘さんを連れ無事帰郷。
小料理屋さんをはじめました(板さんだったらしい)。
今では店内にポスターを貼りまくり、有線にリクエストをかけまくる、
アキラファン道の大先輩です。
おじさん、今度ネットカフェでDVDアンケートやろうね。
できるかなあ。

■ああマニア道■
04/29

小林信彦さんと大瀧詠一さんのお二人は、私にとって憧れの存在です。
近年の「小林旭読本」、CD「アキラ1〜4」との出会いといい、
お二人は、湿気に弱い我がこころのダイナマイト(笑)に
何度でも着火して下さいます。
あの大胆かつ緻密なお仕事ぶり。
小心者かつズボラなワタクシは、ひたすら驚嘆しつつ、
お世話になっております。

「仁義なき戦い」が好きだった私は、
「唐獅子株式会社」にはすっぽりとハマってしまいました。
中学に上る頃だったと思います。結構アキラさんが登場しますよね、
「ギターをひこう(特別講師)滝伸次」なんて。
「オヨヨシリーズ」にもいろいろな形で。
小林さん(まあアキラさんも小林さんですが)の作品は、
それからほとんど拝読しております。もう、大好きです。

大瀧さんのことは、もうちょっと前から知っていました。
私は「はっぴいえんど」が好きで、松本隆氏のおっかけ(笑)
をしていたくらいだったので。
ただウチの近所に貸しレコード屋さん(CDではなく)
があってですね、そこの店長が大の大瀧さんマニアだったのです。
もう大瀧さんが好きなものなら全部おっかける、という位の・・・。
丁度ロンバケが出たころでした。ひょんなことから、
その店長と知り会いになって、アキラさんファンだというはなしになって
、彼の秘蔵の(笑)アキラさんのレコードを
数々聴かせていただくことができました。
しっかり大瀧さんの解説付きで
(もちろん、その店長が勝手にラジオとかから書きおこした手書きの)。
ああ、マニアとはこういうものか、こりゃ私には絶対無理だなと
、そのときハッキリ悟りました。それからは、
マニアを目指す、とか言ってはみるものの、
一生ミーハーで終わる覚悟はできています。

■せめないわ♪昼の池袋■
04/16

子供のころ、よく池袋の伯母の家にあずけられました。
家から歩ける距離にいくつも映画館があり、
二本立てとかやってるとこなんかは、たいていタダで入れてくれました。
池袋ってのは気前のいいところだと、ずっと思っていたのですが、
いま考えるに、親を呼びに来た子供だと思われていたのかも。
無銭鑑賞か?(冷汗)

お土地柄?なのか、ヤクザ映画が充実しておりまして、
いつ行っても、けっこう混んでたんですよね。
皆さん、煙草は吸いまくり、ビールは飲みまくり。
上映の途中なのにドアがぱっと開いて
「おいooはいるか?」「なんだよ、今いいとこなんだよ」
「ばかやろう、早く来い」「てめえら、うるせえぞ」
なんて迫力あるやりとりを楽しんだりできました。
ただしおトイレには、ちょっと困りました。
女性客なんてほとんどいないはずなのに、なぜか個室は満員なワケです。
中でお注射などなさっておられるとイケナイので、決してノックせず、
安静に?していなさいと、母から言われておりましたので
ちゃんと我慢をいたしました(笑)。
いやあ、映画って、ほんっとにタメになりますね。ちがうか。

日活のものではアキラさんの作品はあまりやってなくて、
ワタリさんのやつをよく観たような気がします。
でもアキラさんのも東映の作品は何本か見ましたし、
あとには鈴木清順監督の作品を、まとめて文芸座で観たりもしました。
今はサンシャインができている通りでは、
よく幽霊も見ました。池袋はほんとに思い出深い町です。

■太陽の季節到来?■
04/07

裕次郎さんに一目惚れしてしまったのは三男坊でした。
とにかく裕次郎さんの映画は初日に観る。しかも初回に観る。
(だから学校はサボる?)そんな仲間までできてしまいました。
それで迷惑したのは、すぐ上の姉三人。
なにしろ新作の映画を観た次の日には、
その中の裕ちゃんと同じ格好をしなければ気がすまない。
やれズボンの幅がどうの、シャツの襟がどうの、
その夜は必ずミシンとにらめっこ。
一番大変だったのは、白い編み込みのセーターを、
一日で編んでくれと言われたときです。
前みごろ、後ろみごろ、袖、
三人で手わけして、夜通しかかって編みあげたそうです。

なんで、そこまで甘やかしたのか?
四女(これが、ひよっこの母)いわく、
「そうしないとグレるぞ、と言ってきかなかったからよ」。
それにしたって、甘過ぎる気がする。
「いやあ、あのくらいの不良ですんでくれるなら、
服くらいおやすい御用だと思ったのよね」

この三男坊、
とにかくケンカっぱやくて、しょっちゅう警察のご厄介になっていたとか。
姉たちは、そのたびに引き取りに行かなきゃならない。
今日はどのお姉さんが迎えにくるのかねえ、なんて
警察でもウワサになるほどだったらしいです。
「不良になるから聞いてはいけない」、
そう言って裕次郎さんの歌を禁止した学校もあったとか。
そんな頃に、
「裕次郎くらいの不良ですめばオンの字だ」(もちろん役柄のハナシ)
とまで思われていた男。この叔父はのちに警視庁に勤めます。
(元暴走族の人が白バイ警官になるようなもの?)。
叔父がカタギのしごとに就けたのは、
ある意味、裕次郎さんのおかげかもしれません。
 


 

とりあえず、祖父の巻
04/01
 

初めてのアキラ体験
04/01
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


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