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2005.1.28

「アキラの
銀幕研究会」

in
白夜書房


 


 
 

● ひよっこ観察日記●

地図を握り締め、いざ決戦高田馬場!
ありがたや〜。会場付近には「小林旭」の文字躍る貼紙がペタペタと。迷子の不安もふっ飛び、無事会場へ。

一歩入れば、そこにはグッズと売り子さん(と化した各社関係者の方々。多分)が、横一列ずらりで、いらっしゃ〜いモード。しかも何を買ってもサイン入りカレンダー付きの大判振る舞いときた。
なのに意味なく緊張した私は、買う気満々だったコンプリートシングルスさえ手にとれず、とにかく一番はしっこのものをゲット(←こらっ)。ほうほうのていで席へ。すんません、小心者なんす。
もちろん席だって控えめに(笑)後ろの方をチョイス。
お若い美女からご年輩の紳士までが、今か今かと開演を待つ中、ついに佐藤氏の登場っ。あいさつも手短に、さっそく「待ってました!」の上映に。やっさし〜。

まずは制作年代順に旭さんの初期の歌を映画でざっくりと。やがてアキラ節、洋もの系などテーマ別に、次から次へと名シーンを連発っ。すばらしやっ!唄うわ暴れるわお風呂にドボンするわ、はたまた、しっとりと弾き語るわ。うひょ〜っ。「十字路」にウルウル、「わすれよか」にうっとり、阿波踊り顔負けの和服ツイストには大爆笑、もう涙が、ちょ、ちょちょっと、ちょちょ切れました。
スクリーンに釘づけになりつつ聞く、名人の合いの手のごとき佐藤さんの解説も、なるほど〜と絶妙。関東無宿でだけ無音になるなど全編これイカしたつくりで、シメは赤いトラクターときた!
マニアなら嬉し涙、初心者には勉強になる、素っ晴らしい内容。50thコンサートのものより、いっそうテンポよく、はじけたセレクトに感じました。

歌でも、動き、表情でも、一瞬で観る者の心をワシずかんでしまう旭さん。じっくり一作ずつ観たいのはもちろんのこと、こうした名シーン集も格別。
この一瞬の動きが、表情が、声が、がーっと与えてくれるこの胸の熱さはどーよっ。ああもうテーマもストーリーもなんだってんだっ、てな気分に昂揚します。まして愛と知識とサービス精神にあふれる佐藤さんの名セレクトとくれば!

そしてそして、なななんとっ、この日のために、アキラさんからのメッセージ映像がっ!
何やらおしゃれな場所から、素敵な真むらさきのネクタイ、衿が一部サテンぽくなった黒の背広で、やさしく語りかけて下さって。
まだ言えないけれど、四月にはすごいおしらせがあるらしい。なんなんでしょ〜。わくわくですっ!

上映後は、MSG、CD、DVD、それぞれの関係者の方々の、制作秘話や今後の可能性など。ああ、この方々あってのアキラ祭なのだなあ、ありがたや〜と心にて合掌。
スカっと出を心得た、イカしたブルーベリイ・ヒル・ガイ(勝手に命名、失礼っ)の生歌には、やんややんや。
そして、とっときの秘蔵曲のお蔵出し!これがまさに鳥肌ものっ。くわあっ、なんと、こんな曲が?またそんな時期に、こんな曲を!などと大興奮(一日も早いCD化を〜)

最後は客席からのリクエストタイム。聴きたい曲を挙げれば、それを唄うシーンを観せて下さるという夢の趣向!「おけさ恋しや」「殺しやは黒い帽子」「惜別の歌」、どなたもナイスセレクト、ありがとうございます。

まだまだ〜もっともっと〜と思えども、残念っ、ターイムアーップ。
お開き後も、ちと見えにくかった貴重なレコードをなでなでしたり、まだ流れていた知らない曲にうち震えたりと、こっそりとしたい放題しでかし、とことん興奮しまくりながら家路に着きました。

是非、vol.2、vol.3と期待したいです。しかし、これほどの会が入場無料とはっ!
ん?だからもっとグッズ買わなきゃだったんじゃん。と気づいても後の祭。重ね重ね、とほほほ〜。

プロ中のプロ達が勢ぞろいしながらも、どこか手作りっぽくて、あったかみ溢れる素敵な会でした。
プロであると同時に、まず皆さん、超一級のアキラさんファン。御苦労は山ほどおありでしょうに、ほんとに良い空気で、わかっている人同士の絆がマブシク嬉しかったです。
良き送り手を得ることこそ幸いなり。感謝っ。

今年はますます楽しみな企画がめじろおしっ。
びばっアキラ祭!
高田のば〜の夜は熱く燃えたのでした。
 
 


この観察日記は、極めてあやしげな記憶によるものです。決して実録もの(笑)としてお読みいただきませぬよう、平にお願い申し上げます。
 

2005/01/31
 
 

 


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